手形堀反町の堀を偲ぶ
消えた堀の記憶(四)秋田駅西北地区の区画整理(詳細は関連リンクに)により、旧手形堀反(ほりばた)町西側の店舗・住宅が取り壊され、それまで建物の陰に隠れていた、藩政時代からの土手が人の目にさらされるようになった。08.04 旧堀反町の土手堀反町の名が示すように、ここにはかつて堀が水を湛えていたが、明治から大正にかけて埋め立てられ、はじめは田圃、のちに宅地となり商店が並んだ。堀反町の土手下に水を注ぎ、往時...
馬糞饅頭と10円饅頭
●かぐわしき馬糞饅頭昭和30年代の末頃まで、家の前の未舗装の狭い道を、毎日のように荷馬車が通っていた。仁井田方面の農家から駅前の市場へ野菜類を運ぶ馬車や、屎尿汲取桶を何個も積んだもの、そして馬の落とし物も道のあちこちに転がっていた。路上で遊んでいてうっかりそれを踏んでしまうと、「○○(名前が入る)ばんば(大便)踏んだぁー、きたねぇ(汚い)、あっちゃいげー(あっちに行け)」と皆に囃されることになる。大人...
アゴラ広場「巨大かぼちゃ」の行方
「草間彌生展 PUMPKIN FOREVER」も四月中旬で終わり、秋田駅前・アゴラ広場に展示されていた、草間彌生のインスタレーション「巨大かぼちゃ」も分解撤去された。長いあいだ見なれたものが突戦消えるとなんだかさみしい。08.01.23 アゴラ広場その「巨大かぼちゃ」の行方だが、フォーエバー現代美術館を運営するウィズユーグループ(医療法人惇慧会)の広報誌によれば、グループが新たに開設する、外旭川サテライトクリニックの屋上...
シベリアケーキは大正ロマンの香り
先日、スーパーで「シベリア」という商品名の「シベリアケーキ」(たけや製パン)を発見。その名は知っていたが実物を見るのははじめて。「シベリアケーキ」とは、大正から昭和にかけて流行した、羊羹または練り餡を、カステラまたはスポンジケーキでサンドした和洋折衷のお菓子、オリジナルは三角形で、「シベリア」または「シベリアパン」とも呼ばれている。明治後期から大正初期頃から、東京周辺のパン屋で製造販売され、カフェ...
春爛漫の太平川桜並木
太平川桜並木ここ数日の陽気で一気に桜が開花し、市内ではすでに満開に近い状態。子どもの頃の遊び場だった、秋田市楢山の太平川沿い、総延長約2kmにおよぶ染井吉野の桜並木は、一部で護岸工事のため、例年よりは若干情緒に欠ける。太平川桜並木花曇る太平川の桜並木 2013桜花の百石橋・太平川定点観察川のない橋「牛島橋」界隈を歩く二〇世紀ひみつ基地「花見」検索...
哀れスギッチ・もぎ取られた左腕
すでに報道されているように、16日の朝、秋田わか杉国体を記念して秋田市石材加工組合から寄贈され、八橋運動公園内に設置されていた、大会マスコット・スギッチの石像が、何者かの手によって破壊されているのが発見された。折られた腕は台座の上に放置されていたという。石像は数種類の石が組み合わされたもので、御影石の腕は相当な負荷をかけなければ切断されることはない。石像背面にも何かで殴ったような数カ所の傷が付けられ...
祭りのあと・星辻神社
お祭り期間中に納められた大量のだるまに埋め尽くされた星辻神社の参道。前にも書いたが、お祓いを受けただるまは、数体を旭川に流し、他は焼却される。_________関連記事だるま祭り(ひみつ基地内タグ検索)...
今日のカモシカちゃん・千秋公園
08.04.13心地よい春風に桜の花もほころびはじめた千秋公園で、久々にカモシカと出逢う。めったに人の入ることのないカモシカのねぐら付近で、木々の若芽を食べながら、頭を木の幹にこすりつけるマーキング行動の後、急斜面を駆け上り視界から消える。08.04.13...
秋田に春を告げる「だるま祭り」平成二十年度
福一満星辻神社 だるま祭り秋田市川反一丁目四月十二日・宵宮 十三日・本宮両日とも朝七時から夜九時まで車両通行止めおよび露店は宵宮のみ肌寒く日中は小雨が降る宵宮、夕刻から雨もやむ。_________関連記事だるま祭り(ひみつ基地内タグ検索)...
昭和長屋店舗・広小路定点観察
03.08秋田駅前ホテルハワイの東隣、加賀屋書店の向かいに建っていた昭和30年代の長屋形式集合店舗。手前の白壁店舗・イタリアンレストラン「かぜ」は、平成16年(2004)2月、火事で裏の住宅権店舗を焼失して撤退。レストランになる前は「スエヒロ理容所」。隣に昭和36年から営業していた「わかき呉服店」。次が「船木薬店」。その隣のクリーニング店の前身はペットショップ「愛鳥園」。「金券ショップ」の のぼり旗がみえる東隣...