昭和44年・秋田テレビ開局のころ
秋田テレビ開局40周年記念昭和44年(1969)10月1日、秋田で二番目の民放放送局 AKT 秋田テレビ開局。朝8時、秋田市上空に響くノロシの音と同時に放送開始。10月13日、秋田県立体育館にて「放送開始記念ミュージックフェスティバル」開催。八橋本町の秋田テレビ前を出発し、山王大通り・通町・広小路を経由し県民会館前まで行進する昼の記念パレードに参加したのは、陸上自衛隊中央音楽隊、海上自衛隊大湊基地音楽隊、秋田市内の...
稀代の表現者ちあきなおみ&友川カズキ
ちあきなおみ 夜へ急ぐ人 19771977年の紅白歌合戦に出演した歌姫 ちあきなおみ の、女の情念を演ずる狂気をおびたパフォーマンスに、一家団らんでなごやかな大晦日をすごす全国の茶の間が凍りついたその曲は、友川かずき(現・友川カズキ)がちあきの依頼でつくった「夜に走る人」。歌い終えたあと白組司会者の山川静夫が発した「なんとも気持ちの悪い歌ですね~」のコメントともに、今も語りぐさになっている伝説のシーンである。...
古川堀端通り龍神前・定点観察
古川堀端通り 2007.06古川堀端通り 2009.11よもや変わるまいと思っていた見慣れた風景・街並も、世間の諸事情で変化することもある。秋田署の裏、古川堀端通りに鎮座していた「雄柳大龍王尊神社」の跡地に、大町通りで営業していた「チーズ&ワイン アベ」が新築移転。大町一丁目、サンパティオ大町の筋向かいにあった旧店舗の前身は、よく買い物をした「ジーパンのドン・大町店」。_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 勝平得之...
友川カズキ主演映画・ベスト音楽映像賞受賞!
コペンハーゲンドキュメンタリー国際映画祭(CPH:DOX 2009)にてワールドプレミア上映された、ヴィンセント・ムーン監督による、友川カズキ主演ドキュメンタリー La Faute des Fleurs(邦題:花々の過失)が、Sound and Vision Award を受賞。Modest Launch > 友川カズキModest Launch > 『 花々の過失 』がCPH映画祭でSOUND & VISION AWARDを受賞!Modest Launch > パリ、そしてコペンハーゲンへ その3Modest Launch » 友...
秋田広小路モノレール計画・昭和30年代
トッパンの愛児えほん『はしれのりもの』(昭和30年代発行)より昭和41年の市電(秋田市営電車)廃止を前にした昭和39年(1964)、市電に変わる交通網として、秋田市内のデパート業界間でモノレールを導入する計画が持ちあがった。「協働社ビル」の浅利社長と「新秋田ビル」の北林社長が中心となって構想した計画は、秋田駅二階のステーションデパート・木内・協働社・新秋田ビル・本金のそれぞれの屋上をモノレールで結び、駅前か...
仲小路ビル・リノベーション計画の続報
仲小路ビルのリノベーション計画について、2009年11月12日付「河北新報 web 版」に関連記事。‥‥前略‥‥ 再生されるのは、中通2丁目の仲小路通りに立つ「仲小路ビル」(地下1階3階建て)で、既に改築工事が始まり、来年3月ごろ完成する。1、2階に飲食店やデザイン関係、雑貨などのテナントが入り、地下にはデザイナーやアーティストら約15人が活動の拠点を構える。 ビルは1980年代ごろまで、ディスコや喫茶店、飲食店...
象さんがやってきた!・秋田県児童文化博覧会
「秋田にゾウが来た日/日印友好伝える写真 - asahi.com マイタウン秋田」より朝日新聞秋田支局に持ち込まれたという、秋田市に初めて象がやってきた昭和25年の夏、千秋公園で撮影された写真が「asahi.com:マイタウン秋田」に掲載されている。この年の8月、今の県民会館の地に、秋田県児童会館がオープン、記念行事として「秋田県児童文化博覧会」が開催された。その博覧会の目玉だったインド象の「インディラ」が日本に上陸した...
ホームコメディの主題歌は「生きてるって言ってみろ」
一家だんらん物語 新番組予告 バックに低く流れるのは、友川かずき(現・友川カズキ)が唄う、連続テレビドラマ『一家だんらん物語』(1986)の主題歌「生きてるって言ってみろ」。まだ30代の半ば、切れ味の良いナイフのような伸びのある声で、笑うように、また泣くように喉を震わせ絶叫する友川節が健在。還暦も間近となった今は、若いときとはまた違った枯れた味わいと深みがあるが、ライブパフォーマンスの点では最も充実し、...
カフェ「オブジェ」秋田駅前に復活
今年(2009)の5月末まで秋田市保戸野通町で営業していた、カフェ「てぃー・たいむはオブジェのように」が秋田駅前に「Kissaten」と名を変えて復活。場所は「東洋新食堂」(旧・全音)と緑屋ビルにはさまれたビル(旧・美光堂)の二階。一階は最近オープンしたドリームリンク経営の炭火串焼「助六」。2009.112004.03_________関連リンクasahi.com:再会そして新たな別れ/椿田恵理子-マイタウン秋田関連記事二〇世紀ひみつ基地 さ...
教会の鐘塔と絵本「小さな家」の思い出
秋田聖救主教会聖堂・秋田市有形文化財かつては武家屋敷であった保戸野中町の閑静な住宅街に、ひときわ異彩を放つゴシック様式建築の秋田聖救主教会聖堂。英国教会(チャーチ・オブ・イングランド)を母体とする、日本聖公会に属する教会。はじめは保戸野愛宕町にあった教会に、明治41年、当時日本聖公会の伝道師であった土田八九十(はくじゅう)、のちの山村暮鳥(詩人・児童文学者)が赴任、数か月間滞在した。昭和五年竣工の現...
ゆうもれすく・のすたるじあ・ぼへみあん
ドヴォルザーク作曲「ユーモレスク」 演奏・フリッツ・クライスラーNHK ラジオ番組のテーマソングだったか、物心のついたころから、毎日のように生家の真空管ラジオから、ドヴォルザークの「ユーモレスク」が流れていた昼前のひととき、かたわらには針仕事をする母が居た。重度の鉄道ヲタクであったことでも知られるドヴォルザークが、米国時代に故郷のチェコに一時帰国したとき、レールの響きにインスパイアされ生まれたという曲...
仲小路ビル再生に Open A 参画
09.10.31既報のように全館閉鎖されていた仲小路ビルで、先日から内部改装工事がはじまっていたが、最近になって掲示された「仲小路ビル リノベーションプロジェクト」の幕に「設計:Open A 」の名が。Open A は、近年のリノベーションブームをつくり、都市再生プロジェクト R-project の発起人で、「東京 R 不動産」のディレクターでもある若手建築家・馬場正尊が経営する設計会社。再生の真打ちが手がけるプロジェクトに期待した...