二〇世紀ひみつ基地

浄願寺の赤門・一丁目小路の煉瓦塀

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●受刑者の汗が染みこんだ煉瓦塀土手長町通りから一丁目橋を渡り、ニューシティービルの脇を直進、寺町を抜け新国道に至る一丁目小路はもともと寺町で行き止まりであったが、交通量の緩和を目的に、昭和36年、秋田国体を前にして浄願寺境内を貫通する延長工事を実施。浄願寺本堂は新道路の北側に鉄筋コンクリート造りに一新して移転、掘りおこされた墓は南隣の西善寺の土地に移された。この拡張工事で一丁目小路の突き当たりに存在...

千秋公園の大衆食堂・消える昭和

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「ゑびや」跡 2010.05久しぶりに千秋公園を散歩していたら、二の丸の「ゑびや」(えびや)食堂が消えて更地になっていた。この地に食堂・貸席そして売店を兼ねた「ゑびや」が開業したのは、隣りに児童動物園が開園した昭和25年ごろのことだと思う。家族連れで汽車に乗って動物園に来て、この店で昼ご飯を食べたり、夏の日にはアイスクリームやかき氷で涼んだ思い出をもつ方も多いことだろう。動物園が大森山に移転してからはにぎわ...

天地を結ぶアンテナ・和洋女子高モニュメント

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阿部米蔵によるパブリックアート・その7  2010.05広小路のキャッスルホテル周辺からお堀の向こうを眺めると、緑濃き旧城地に建つ秋田和洋女子高校の屋上に、リングが連なる金属製の物体が光り輝いているのが目にとまる。避雷針の役割も果たしているのかもしれない、アンテナのようなその謎の物体は、鉄筋コンクリート四階建て新校舎の落成に際して設置された阿部米蔵氏の手になるモニュメント。阿部米蔵「三愛のモニュマン」...

栗山のナマハゲが居るたけやのパン

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●ヤマキウとたけや製パンのコラボレーション「たけや製パン」と、明治12年からのロングセラー商品「ヤマキウ秋田味噌」が、地産地消をテーマにコラボレーションした「みそっこシリーズ」が、この5月(2010年)初旬から発売されている。種類はデニッシュ生地の「みそスティック」、「がんづき」、「味噌まんじゅう」の三種。最も味噌風味が味わえそうな「がんづき」を食べてみたが、しっとりした蒸しパンのほどよい甘さと、秋田味...

成長の群像・明徳小学校モニュメント

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阿部米蔵によるパブリックアート・その6阿部米蔵「成長の群像」昭和28年(1953)明徳小学校校庭千秋公園入口の旧明徳小学校校庭(現・市立中央図書館明徳館)に、創立70周年を記念して設置された白セメント彫刻。校舎の移転にともない北の丸の現在地に移設。立像の男児と背中合わせに座像の女児を配し、相対する二つのものの調和を表現。水平と垂直が交差する台座、それを取り巻く円形の池もまた、作品を構成する重要な要素である...

横町道産子ラーメン・50年目の閉店

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04.02秋田市大町六丁目「横町ビル」の、かつては深夜まで酔客でにぎわっていた「道産子ラーメン」が閉店し、店頭に「テナント募集」の看板が掲示されていた。土崎の有名ラーメン店「白樺」と同じく、札幌西山製麺の麺を使う店で、今年で創業50周年というから、昭和35年(1960)の開業。その頃はまだ「横町ビル」はなく、札幌ラーメンブームの前なので、最初は店名も異なっていた可能性もあるが、いずれにしろ秋田市内における札幌...

秋田駅前に金座街復活?・旧ニューたけやビル

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2009.11昨年(2009)のクリスマスに44年の歴史に幕を下ろしたレストラン「ニューたけや」が入っていた、旧ニューたけやビルの改築工事が、7月のオープンをめどに進められている。三階建を四階建に増築することで床面積を増やし、複数のテナントが入居するビルとし、その名称を「ニュー金座街ビル」とする予定とのこと。加藤建設で旧ニューたけやを改築株式会社中央不動産事務所は、 秋田市中通二丁目地内にある旧ニューたけやのビ...

蔦のからまる医院・消えたレトロ建築

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旧安田医院2010.05土手長町通りのレトロ建築・旧安田医院、ついに解体される。緑濃き名園に包まれた老舗料亭「あきたくらぶ」も消え、往時の面影が残っていたこのあたりの景観も、ここ数年の間に大きく変わった。_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 蔦のからまる病院・座頭小路二〇世紀ひみつ基地 伝説の大イチョウ・座頭小路...

平成二十二年度「弥高神社例祭」宵宮祭

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平成二十二年五月一日千秋公園二の丸今年は低温の影響で開花が遅れたため、満開の桜の下での宵宮。桜色の“花あかり”が宵闇の境内に花を添える。_________関連記事弥高神社 - (ひみつ基地内検索)...