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1973 川反に「天ぷらそば自販機」登場
今年(2016)の早春、秋田市土崎港「うどん・そば自販機」設置店「船舶食料商・佐原商店」の廃業から、「道の駅あきた港 セリオンリスタ」への自販機移設・復活までのいきさつを、超ローカルネタにも関わらず、テレビ・新聞からネットニュースまで、多くのメディアが伝えていた。 今回の過剰な報道に到るきっかけとなったのが、昨年(2015)3月、NHK総合で放送された『ドキュメント72時間 秋田・真冬の自販機の前で』。とき...
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1982 中国料理店「敦煌楼」オープン
秋田県が甘粛省と、秋田市が甘粛省蘭州市との友好都市提携が調印された、昭和57(1982)年8月5日、秋田市山王に中国料理店「敦煌楼」(とんこうろう) が、日中友好のモニュメント的存在としてオープン。 本場の料理人がつくる中国料理とあって、当初は話題を呼び連日の大繁盛。一番の人気メニューは、注文を受けてから手打ち・手延べでつくる蘭州ラーメンだった。 秋田と甘粛省の架け橋に、本場の中国料理をどうぞ 敦煌楼は...
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そば屋の支那そば「千秋麺」横町で〆の一杯
秋田市の老舗製麺所「ヤマヨ」から、横町通り「そば処・紀文」の人気メニュー「千秋麺」新発売。昭和41年の創業当時から、川反帰りの酔客に“〆の一杯”として親しまれてきた、極細の卵麺にあっさりとした醤油スープがからむ「千秋麺」は、ラーメンというよりも、“支那そば”と呼ぶにふさわしい、昔なつかしの風味。パッケージに写るノレンに「わんこそば」とあるように、初期の「紀文」は、秋田で唯一、本場盛岡式「わんこそば」が食...
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秋田「納豆ラーメン」三題
県内のラーメン店で結成した「秋田成ト会」監修により、この(2011)11月からサークル K サンクスで限定販売されている「味噌納豆らー麺」298円。納豆と味噌の定番コンビ(納豆汁)に唐辛子(豆板醤)をくわえた濃厚スープが体を芯から温めてくれる、冷え切った夜に食べたい一杯だが、辛みが強すぎて納豆のマイルドな風味を殺してしまっているのがいただけない。あくまでも納豆を売り物にしたラーメンにもかかわらず、唐辛子のほう...
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末廣カップラーメンに吾作ラーメンを想う
10.10.27数日前、サンクスに入ったら、入口に面したいちばん目立つ特設コーナーと、高級カップ麺の棚が赤と黄の「末廣ラーメン」カラーで埋めつくされていた。話題性を期待できる商品だけあって、サークルKサンクスの力の入れようがうかがえるディスプレーぶりである。秋田駅前店とかち麺工房「末廣ラーメン本舗」店主監修食した感想は、この手の再現商品にありがちなことだが、ある程度オリジナルの味を再現しているものの、店舗...
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パッケージでたどる明星チャルメラ45周年
ビートルズが初来日した昭和41年(1966)、明星食品から「明星チャルメラ」(醤油味)が発売される。都内の評判店を食べ歩き、神田の「粋香苑」という店のラーメンをモデルに開発した即席麺であった。その生誕45年目を前にして、内容およびパッケージが大幅にリニューアルされた。まず最初に目につくのが誕生以来おなじみのキャラクター「チャルメラおじさん」の変貌ぶり。鼻の赤らみが消え、無精髭がきれいに剃られ、草履をスニー...