1. 消えゆく赤「ぢ」看板

    ▲秋田市旭北栄町(消失家屋)2005.02  赤い“ぢ”文字が眼を惹く「山田薬局」の看板。 「赤ちゃん用品 育児相談 ひふ病で評判の」とキャッチフレーズがある「山田薬局」(現・山田相談薬局) の住所、秋田市大町に「旧大工町」と旧町名が添えられている。 秋田市の町名が旧町名から新町名に変わったのが1967(昭和42)年。秋田局の市内電局番が二桁になったのは1969(昭和44)年だから、昭和40年代中期に設置されたものだろう。 昭和の...

  2. 広告で見る「大島商会」店舗の変遷

    ▼祝「旧大島商会店舗」移築保存決定記念号 ▲旧大島商会店舗 2010.08 五丁目橋から横町通りを通過し新国道に抜ける都市計画道路・川尻広面線の道路拡幅工事の進展にともない、解体の危機にさらされていた、秋田市大町六丁目の旧「大島商会」店舗が、所有者である菓子舗「高砂堂」の塚本家から秋田市に寄贈され、移築保存されることが決まった。  秋田市下肴町に明治34(1901)年竣工の同店舗は、市内に現存する煉瓦造りの建造物と...

  3. ハゲと痔のくすり「エチゴヤ薬局」大工町

    ▲1967(昭和42)年 秋田市大工町(現・大町一丁目 通町商店街)「エチゴヤ薬局」の、ちょっとパンチの効いた新聞広告。 ▲1974(昭和49)年  ▲Googleストリートビュー 2017.07撮影 1951(昭和26)年創業の「エチゴヤ漢方薬局」は、漢方調剤のエキスパートだった御主人が今(2018)から2年ほど前に亡くなり廃業。 ▲2018.03 「エチゴヤ漢方薬局」跡に、2018(平成30)年早春、斜め向かいの「菊谷ビル」二階から「美容室シャトレー」が移...

  4. 昭和なつかし広告・福嫁わた・雛牡丹わた

    昭和45(1970)年・新聞広告 昭和45(1970)年・新聞広告 昭和30年代中頃から50年代初めにかけて、『秋田魁新報』夕刊に毎日のように掲載されていた綿(わた)の広告。 「福嫁わた」は土崎港菻(がつぎ)町の木末商店、「雛牡丹わた」は土崎港肴町の佐川商店の登録商標である。 綿(わた)の包装紙には商標がカラフルに印刷されたラベルが貼られていた。 今では綿(わた)の広告を目にすることはないが、布団や座布団はもとも...

  5. 季節もの記事二題・恵方巻とバレンタイン

    過去記事から、二月のイベントに関するものをピックアップ。 上方落語に恵方巻の起源を聞く。 日本におけるバレンタイン・プレゼントの変遷と、米国『LIFE』誌のレトロ広告に見るバレンタイン。 両者ともに、原型とはかけ離れた意味合いに変化して定着した、食品ビジネスがからんだ、現代日本の奇習といえる。 <a href="http://20century.blog2.fc2.com/blog-entry-949.html" target="_blank" data-mce...

  6. 川反にあやしいポスター・副業詐欺

    2015.12 秋田市川反 師走の川反通りで見つけた詐欺案件ポスター。2件確認したが、どちらも建物の側面に掲示されていた。右下に小さく「震災復興支援ポスター」とあるのが笑わせてくれる。 スケベ心で電話すると、おいしい話を聞かされたあと、仕事をするには数万円の登録料金が必要といわれる。 欲に駆られて登録料金を振り込んでも仕事の依頼があるはずもなく、やがて電話も不通に。電話番号と社名を変えた業者は次のカモを待...