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新屋「大門商店」の廃業と鹿嶋祭り
新屋の八百屋・大門商店、100年の歴史に幕 秋田市 https://t.co/IYTW8RajVF pic.twitter.com/kg4dmuywHY — 秋田魁新報社 (@sakigake) 2018年9月1日 2018年8月31日、秋田市新屋表町の「大門商店」が店を閉じた。新屋のメインストリートで、野菜・果物を中心に、缶詰めなどの食料品から生活用品まで扱った店。 昭和の時代にはどこの町内にもあった、この手の個人商店も、生活環境の変化、経営者の高齢化を理由に店を畳む...
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井戸替えの水神さまと七夕と
新屋の湧水かつては五百カ所を越える共同湧水と井戸が存在したという秋田市新屋の湧水。その湧水もいまは数えるほどで、飲料に適した水も少なくなった。月遅れの七夕である八月七日は「井戸替え」の日。この日は井戸や湧水の水を抜き、きれいに掃除したあと、新屋日吉神社の神官が新調した「水神御幣」を水口に祀(まつ)り、一年のあいだ水が涸れることのないようにと水神さまに祈願した。新屋の水神御幣新屋の水神御幣「井戸浚(...
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大門の玉椿あり黄金谷・新屋名物
●黄金谷という伝説の地名旧街道沿いに位置する秋田市新屋表町、惜しくも廃業した「黄金井酒造」周辺の旧地名を「黄金谷(こがねだに)」という。その地名は、蝦夷掃討のため新屋に立ち寄った坂上田村麻呂が、持参した黄金をこの地に埋めたという伝説をもとに命名したとされ、「黄金井酒造」の店名もこの地名にあやかったものであった。旧「黄金谷」の周辺は醸造に適した良質な地下水が豊富に湧き、古くからそれを利用した醸造業者が...
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新屋鹿嶋祭りのあと・浜辺にて
祭りのあと、雄物川河口近くの浜辺に流れ着いた、人々のツミケガレを背負わせて川に流した鹿嶋人形の断片。_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 初夏の風物詩・鹿嶋流し二〇世紀ひみつ基地 川尻の鹿嶋祭り二〇世紀ひみつ基地 楢山御船町の鹿嶋祭り二〇世紀ひみつ基地 画伯は鹿嶋神社の生き神様・楢山御船町...
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塩田から風力発電まで・新屋浜変遷
09.12季節ハタハタの獲れる時期となった12月初旬、旧下肴町(しもさかなまち・現大町五丁目)に店を構えるカニ屋の店頭に積まれていた北浦産ハタハタの魚箱。●漁場でありレジャースポットだった新屋浜大正3年の新聞に、秋田市の新屋浜でハタハタの大漁があり、上肴町および下肴町の魚市場がにぎわいをみせたとの記事がある。◎鰰大漁一昨日より昨朝にかけ新屋濱にて近年珍しき大漁ありて濱相場は一駄二千五百尾にて一圓三十錢位な...
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三角屋のあるY字路・新屋
2006.06秋田市新屋の日吉神社前から北へ向かい、汗かき地蔵で有名な愛宕町地蔵堂の前を過ぎてほどなく、目の前におもむきのある Y字路が現れる。分岐点から右手に伸びる街道、左手にゆるやかに蛇行する裏道。これらの古道を北上すると雄物川放水路にぶつかる。街道に面した Y字路の分岐点に建つのが、地元で「三角屋」と呼ばれている、木造二階建てレトロ建築。2006.06裏道の曲線に沿ってゆるやかにカーブを描く壁面と、そこにパッ...