1. 川反三丁目橋今昔・悪名高き昭和の太鼓橋

    ▼大正時代の川反三丁目橋・夏の情景 川反三丁目橋・絵葉書より 秋田市内を流れる旭川に架かる三丁目橋をローアングルで撮影。橋の向こうに、土留めと柳が特徴的な川反(かわばた)四丁目の屋並が連なる。 川反四丁目は芸者置屋と料理屋が集中した川反の中心地だが、それ以前の川反は片側町で、旭川側は「浜」と呼ばれた藪まじりの河原のなかに、水汲み場・馬洗い場・ゴミ捨て場・荷揚場・米蔵・作業小屋などが点在していた。 ...

  2. 砂利船のある情景・秋田市旭川

    秋田市旭川(大正期) 旭川に架かる橋の下に夫婦連れらしき砂利船が浮かぶ。その橋は保戸野新橋だろうか。 保戸野新橋 昭和初期の『秋田魁新報』より、旭川の砂利船を描写した随筆を。 早春点景 柳の青む川で 船頭夫婦が 楽しいお昼飯(F記者) 「月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也…」と芭蕉は奥の細道の冒頭につぶやいている「舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖(す...

  3. 街中のアオサギ・旭川二丁目橋付近

    2012.082012.08_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 アオサギは青くない・千秋公園...

  4. 消えたケヤキ・川反定点観察

    2005.02旭川に架かる三丁目橋より二丁目橋(北)を望む。二丁目橋手前の樹齢140年ほどのケヤキ並木は那波家の防火林、その下に那波家の水汲み場。2007.11那波家のケヤキ並木の手前(南側)に樹齢100年前後と思われるケヤキと樹種不明の広葉樹が、往時の旭川の風情を偲ぶように存在したが、つい先日(2011年9月初旬)通りかかったら、それらの樹木は根元だけ残して、きれいさっぱりと伐採されていた。2011.092011.052011.092011.09...

  5. ケヤキ並木のレストラン・那波家水汲み場

    08.07那波家の水汲み場を見下ろし、ケヤキ並木がこんもりと茂る、秋田市大町二丁目橋のたもと、つい最近まで「秋田コミュニティFM」のスタジオだったガラス張りの建物を改装したレストラン。建物の一角で営業していたレストラン「和我母」(わがママ)が、「秋田コミュニティFM」の移転にともない、スペースを広げて新規オープンしたもの。06.11 水汲み場とケヤキ並木川反の各町にあった水汲み場を「カド」といい、今も残る那波家...

  6. 川岸のポプラ並木に火の見の櫓

    通町橋から上流を望む・昭和三十九年頃通町橋から旭川上流を眺めると、右手川岸にはポプラ並木がつづき、その後方には、秋田市教育委員会、秋田市消防本部など市の関連施設が並んでいた。ひときわ高く眺めの良い消防の望楼(火の見櫓)は、写真撮影の絶好のポイントで、ここから撮影した外町(とまち)界隈の写真をよく見かける。望楼から外町方面を望む昭和三十年頃に出版された絵葉書から。例のように、この時代のカラー写真印刷...