1. さようなら「赤バス」

    三月三十一日、秋田市交通局が六十五年の歴史に幕を下ろした。市交通局は、栗原源蔵(栗原組)の「秋田電車株式会社」を買収、電車七両、バス十六台を譲り受け、昭和十六年(1941)四月一日、秋田市交通課として誕生。市電は昭和四十年十二月三十一日の運行を最後に廃止。北高校前停留所 昭和三十年ころ市内大廻線・手形廻りのボンネットバスと、スラックスに長いコート姿の北高生。昭和二十六年・市内停留所秋田大橋を走る市営バ...

  2. 市電が走る街・大町

    県庁前通り・昭和二十五年秋田市大町二丁目交差点から東を望む左手に大正期に建てられた勧業銀行秋田支店、直進して二丁目橋を渡った突当りには県庁舎。当時の道幅は12.7mほど。勧銀前 宝くじ売り場野口時計店側右手の店舗は野口時計店。店舗脇の電柱に、「哀愁の港 やくざブルース」「旭座」の文字が見える映画看板。旭館は市内十人衆町(大町六丁目)にあった映画館で、のちに銀映座と改称、昭和四十年頃に閉館。車両番号「112...