1. 通町名物「青井陶器店」福禄寿

    2016.08.12 「青井陶器店」前 秋田市通町商店街の草市にて、ポケモンGOのルアーモジュールで客寄せする「青井陶器店」の名物「福禄寿」。 2003.11 福耳の部分がセメントで補修され、屋根の塗り替えのとき付けられたのか、コールタールと思われる塗料が付着。左手に持つ杖の上部は下の写真のように取り外しができ、終業時には外されているようだ。 2008.07 現在は通町商店街に位置する「青井陶器店」だが、通町の拡幅工事前は...

  2. 町家の軒先に違和感・季節外れの御神灯

    高堂酒店(秋田贔屓)2013.02川反一丁目の町家「高堂酒店」旧店舗。現在は秋田の工芸品・雑貨などを扱うデザインショップ「秋田贔屓」(あきたびいき)が入居しており、営業中は御覧のように「左巻き三つ巴紋・裏に日の丸」が印された提灯を看板代わりに下げているのだが、それを目にするたびに強い違和感をおぼえてしまう。特に雪の降り積もった冬場は。そもそもこの提灯は、外町(とまち)の総鎮守である日吉(ひえ)八幡神社、...

  3. 土崎「桝屋薬局」解体・錦絵に描かれた町家

    2004.02 土崎港中央三丁目(旧加賀町)桝屋薬局2004.02南秋田郡土崎湊加賀町「調合所 升屋助吉」広告錦絵(明治中期)繁栄の港町・土崎の面影を今に伝える商家・桝屋薬局が、明治初年の竣工から140余年を経た2012年5月、解体された。過去記事「舛屋薬局・町家」へのコメントで解体を知った時は驚き、目を疑った。2012.07 「桝屋薬局」新店舗解体された旧店舗のスペースは駐車場となり、その奥に町家風の新店舗が完成。文化財クラ...

  4. 祭り囃子が遠く聞こえる

    牛島のお祭り(三皇熊野神社例大祭)の日、商店街の昭和レトロ遺産物件・牛島のババの店に、氷ののぼりが見えたので、復活かと思い近づいてみると、登町の岡崎製氷が軒先を借りて、氷と天然素材シロップにこだわった、テイクアウトかき氷を販売しているのだった。店のおばあさんの健在を確認。09.07.12_________関連記事郷愁のかき氷屋・牛島商店街牛島(ひみつ基地内タグ検索)...

  5. 秋田銀行発祥の地・茶町菊ノ丁

    二丁目小路(現・山王大通り)方向から北に位置する、茶町菊ノ丁・上肴町・通町を望んでいる、大正期の撮影と思われる写真。菊ノ丁は現在の大町二丁目、ニューシティビル裏通りの、かつては名だたる豪商が建ち並んだ通り。明治十九年の俵屋火事、明治三十八年の大火で被災しているため、それ以降に建てられた店が大半を占める。西側(左手)の洋風建築が「第四十八銀行」。明治十二年に本県初の銀行「第四十八国立銀行」として、旧...

  6. 茶町の老舗・三傳

    三浦傳六商店・茶町菊ノ丁明治末から大正期の撮影と思われる、旧茶町菊ノ丁、現在の大町二丁目、ニューシティービル裏の一角に存在した、秋田の典型的な切妻の町家「三傳本店」。破風下の三段化粧梁、二階左手に施された「うだつ」が、ひときわ眼を惹く立派な造りで、屋根には防火のための天水瓶が上がっている。弘化四年(1847)、茶町菊ノ丁に茶紙荒物商として創業。現在は新屋に本拠を移し、総合商社として営業をつづけている。...