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川反「かっぱ小路」に旧料亭の土蔵出現
1▲川反「かっぱ小路」今昔(1)戦前編 ▲ 川反「かっぱ小路」2010.12 秋田市大町五丁目、旧町名・秋田市川反(かわばた)五丁目の「かっぱ小路」突き当たり、青地に白抜きの「かっぱ小路」の看板がある建物に、かつて「かっぱ」という名の酒場があった。この店名が「かっぱ小路」の由来。 酒場「かっぱ」の女主人、そして「かっぱ小路」の大家で、 “かっぱの母さん” と慕われた中野ヨ子(よね)さんが亡くなられたのは、今(202...
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何と読む?「難読看板」川反五丁目小路
▲2019.04 川反五丁目小路 秋田市大町五丁目の「川反五丁目小路」に残る、廃業して久しいスナックの看板。はたして何と読むのでしょう?その答えは後半で。 このスナックの存在を知らない人には、まず読めない。視認性を重視する看板としては失格だが、仲間内にだけ通じる暗号性・記号性という点において、街角にはびこるグラフィティ(落書き)に通じるものがあり、ラフでスピード感があるタッチも、その系統の匂いがする。 ▲...
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昭和残影・土崎「石田商店」洋品店兼タバコ屋兼書店
▲2004.03 秋田市土崎港中央三丁目、旧町名・土崎港旭町旭受。「本住寺」の南側、「満船寺」の向かいにあった、大正9(1920)年創業の洋品店「石田商店」。 ▲2004.03 店頭のタバコ・コーナーに置かれた昭和風情のタバコケース。陶製タイルを模した、タイル風型押しトタン板の上にペンキで白枠を塗り、赤文字で「たぱこ」と描き入れている。 ▲2003.09 ▲2003.10 「石田商店」と記された袖看板の後ろ、経年変化によって色褪せた屋...
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昭和残影「オリンピック釣具店」川反一丁目
2019年6月初旬のこと、通町通りから川反通りに入ってすぐ、目の前の町並みに何か違和感をおぼえた。 ▲秋田市川反一丁目(大町一丁目) 2019.06 しばらくシャッターが閉じたままの状態が続いていた「オリンピック釣具店」が、2020 東京オリンピックを待たずして解体されて、駐車場に様変わりしていたのだ。 ▲川反一丁目 2004.03 ▲2004.03 もう50年近く、川反一丁目のシンボル的存在であった、壁面に大きく「つり具」と、丸ゴ...
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消えゆく赤「ぢ」看板
▲秋田市旭北栄町(消失家屋)2005.02 赤い“ぢ”文字が眼を惹く「山田薬局」の看板。 「赤ちゃん用品 育児相談 ひふ病で評判の」とキャッチフレーズがある「山田薬局」(現・山田相談薬局) の住所、秋田市大町に「旧大工町」と旧町名が添えられている。 秋田市の町名が旧町名から新町名に変わったのが1967(昭和42)年。秋田局の市内電局番が二桁になったのは1969(昭和44)年だから、昭和40年代中期に設置されたものだろう。 昭和の...
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血まみれの交通安全標語看板
▲秋田市旭南にて 2018.11 あ、あぶないとび出しは事故のもと!旭南小・PTA 経年の錆が、まるでしたたる血のような、昭和の交通安全標語看板 ヘタウマな女児のイラストも良き...