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秋田県民会館跡・発掘現場に明治の遺構現る
1▲秋田県民会館解体工事 2018.06 秋田県と秋田市が提携して整備する新文化施設建設のため、2018(平成30)年5月に閉館した「秋田県民会館」の解体工事が進んでいる。 ▲県民会館下ポケットパーク 2018.06 県民会館の下、東海林太郎の胸像があるポケットパークも建設工事にともない撤去され、胸像はアトリオン一階に一時移転。 ▲県民会館下ポケットパーク跡 2018.07 当地は佐竹氏の重臣・渋江内膳の屋敷跡のため、県民会館周辺に...
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千秋公園でスケート競技大会・昭和初期映像発掘
▼秋田の競技スケート発祥地・千秋公園スケートリンク 明治42(1909)年2月、長野県上諏訪町の南信日日新聞社が主催して開催された「諏訪湖一周氷滑大会」が、日本におけるスケート競技大会の起源とされる。 この大会で使われた用具は、地元の鍛冶職人が製造した、歯の無い下駄の底に鉄製ブレードを付けた和洋折衷ハイブリッドな下駄スケート。 足袋に下駄スケートをはき、木綿で平らに編んだ真田紐(さなだひも)で、足と下駄を...
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雪のドレスに雪帽子・太郎さんの冬コレ
秋田県民会館下・東海林太郎胸像 2013.02 大雪の日に出現した自然の造形。 直立不動が歌唱スタイルだった東海林太郎が纏う、雪のドレスに雪帽子。肩パッドが大きくふくらんだ純白のドレスにヘンテコな帽子。こんなファッションをパリコレで見たことがある。 2007.10 東海林太郎顕彰碑建設委員会によって、かつてはJOUK秋田放送のラジオ塔が存在した県民会館の裏に建てられ、昭和50(1975)年6月の除幕式でお披露目された胸像は...
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CGで蘇る秋田近代建築・壮麗なる文化の殿堂
秋田市内で建築パース製作会社を経営している岡本有司さんが、失われた秋田の近代建築をCGで再現、このほど開設したHP「秋田の近代建築を描く」で作品を公開している。建築パース製作のツカサスタジオ秋田秋田の近代建築を描く現在公開中のCG作品は、千秋公園の入口に位置する下中城の高台に存在した「秋田県記念館」および「秋田県公会堂」。なかでも「県記念館」と「県公会堂」が並び建つ壮麗なる景観を描いた作品が素晴らしい。...
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象さんがやってきた!・秋田県児童文化博覧会
「秋田にゾウが来た日/日印友好伝える写真 - asahi.com マイタウン秋田」より朝日新聞秋田支局に持ち込まれたという、秋田市に初めて象がやってきた昭和25年の夏、千秋公園で撮影された写真が「asahi.com:マイタウン秋田」に掲載されている。この年の8月、今の県民会館の地に、秋田県児童会館がオープン、記念行事として「秋田県児童文化博覧会」が開催された。その博覧会の目玉だったインド象の「インディラ」が日本に上陸した...
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絵葉書で見る・秋田県記念館
秋田県記念館・戦前2008.11.30日現在、ブログタイトルに使用している「県記念館」の画像は、「廣小路より記念館を望む」とタイトルがついた、戦前(昭和初期)の絵葉書を素材に加工したもの。その絵葉書のキャプションに、「こゝ蓮花香る清らかな壕のほとり、廣小路より中土橋を渡った處に市民公会の殿堂たる記念館が建ってゐる。この邊りより緑樹滴る千秋公園の風趣が展けてゆく。」とある。現在の同地点 06.11建物の他に大きく変...