二〇世紀ひみつ基地

もうすぐPMA・大町に音楽があふれる

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The Power of Music from AKITA 2nd9月2日 前夜祭(サンパティオ大町)9月3日「音楽の力で秋田の街から、ドキドキ、感動を」というコンセプトのもと、秋田で活動するアマチュアミュージシャンが一同に集結する「ザ・パワーオブミュージックフロムアキタ」、略して「PMA」が、さらにパワーアップして今年も開催される。邦楽、民族音楽、ゴスペル、ジャズ、ポップス、ロック‥‥‥など幅広いジャンルから選出された76グループに加...

郷愁のかき氷屋・牛島商店街

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太平川橋より牛島商店街を望む●牛島の商店街秋田市の牛島商店街は江戸初期、参勤交代の街道(羽州街道)として開かれ、それ以来商業の栄えた通りであり、仁井田、雄和の人々は、全ての用をここでまかなったという。牛島の商店街は、生家からいちばん近い町、さまざまな想い出がつまった自分の原風景のひとつ。今は消えてしまったなつかしい店をあげると、貸本屋「牛島文庫」、「鳩文堂書店」、銭湯「三皇の湯」、パン屋「三皇堂」...

愛おしき白玉の君に

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●白玉のおもいで子どものころの夏のおやつで、いちばんの楽しみであり、忘れがたいのものは「白玉」である。白玉粉に水を少しずつ加え、耳たぶほどの固さにこね、手のひらで丸めて、火が通りやすいように親指でエクボをつけ、まるで赤血球のような形にして茹であげる。その丸めて親指で押して扁平にするまでの仕事を、子どもたちも手伝った。だからでき上がった白玉は不揃いで、「これはオラがつくった」などとわいわいと言い合い...

AKITAカジュアルアーツフェスタ2006

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2006 06.08.14-16於・秋田市仲小路通り主催・県、仲小路振興会...

INSPiストリートライブin大町

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06.08.19大町サン・パティオ(秋田市)トワイライトリレーコンサート特別出演・INSPi(インスピ)まだ日の落ちない暑さの去らぬ会場には、事前の告知がほとんどなかったにしては大勢の観客が集まり、なかには「追っかけ」とおぼしき女性たちも。この中庭はまるで音楽を聴かせるために設計されたかのようなクリアな音を響かせ、広くも狭くもない空間は、演者と観衆とのあいだに濃密なコンタクトを演出する。やがて六人の声が中庭に...

この木なんの木・INSPiストリートライブ

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日曜日の夜は、秋田県随一の民放局であった、ABS秋田放送(日テレ系)の紀行番組「すばらしい世界旅行」を見るのが恒例だった。「すばらしい世界旅行」は、昭和41年(1966)10月に放送を開始し、平成2年(1990)9月の放送終了まで、長期にわたって放映され、その放送回数は1000回を数える。いまだかつて見たことのない驚異の映像が、久米明の渋いナレーションとともに映しだされ、エンディングには単独提供していた日立グループ...

サーチワード公開・06.07月分と08月中間

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以下は 訪問者がどのようなキーワードで検索して「二〇世紀ひみつ基地」にアクセスしてきたかを解析したグラフである。06.07月分「††††††」は不明。上位の「ジョニー君」「エイトマン」「ダッコちゃん」「マジソンバック」は全国区であるため、毎月高いアクセスを記録している。秋田関係では「金萬」「たいあん弁当」そして、生グソの「広栄堂」が健闘。06.08.17まで8月に入って気温が上昇すると「広栄堂」「秋田 かき氷」や、秋...

赤ずし・夏の郷土料理

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「赤ずし」、別名「盆ずし」「けいとまま」「赤まんま」「赤もの」など。「けいと」は、この時期に咲く「鶏頭」の紅い花からのネーミングか?県北から横手地方の山間部に伝承されている郷土料理で、自分が子どものころは食べたことがなかった。炊いたもち米を桶に薄く敷き、その上に胡瓜または白瓜の古漬、塩もみした赤紫蘇を加え、笹の葉をかぶせて漬け込む。数日から一週間ほどで、ほどよく発酵し食べごろになる。梅酢に漬けた赤...

盂蘭盆会の色彩

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精霊の供物蓮花施餓鬼棚(セガキダナ)大反魂草(オオハンゴンソウ)-----------関連記事草市・馬口労町(2005)七夕と御盆...

竿燈妙技会2006・会場風景

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馬口労町・囃子方登町秋田県立大学・演技を見守る南通・風に立ち向かう馬口労町・小若団体規定本町五丁目合同演技-----------関連記事竿燈妙技会2006・大若団体自由竿燈妙技会2006・大若団体規定竿燈妙技会2005・昼竿燈竿燈(ひみつ基地内検索)...

竿燈妙技会2006・大若団体自由

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第六十回竿燈妙技会八月四・五・六日於・秋田市保戸野通町向馬口労町大若団体自由は大会の花。継ぎ竹と花笠、マトイなどで竿は高さを増し、「腰」の演技では余裕があれば、手には番傘、扇などを持ち、見た目も派手な演技がくりひろげられる。花笠ひとつで約6キロの重さが加わる。ふたつになると竿燈の重さは優に60キロを越えるため、竿は折れやすくなり、差し手の力と高度な技術が要求される。本町五丁目継ぎ竹の数、より高さのあ...

竿燈妙技会2006・大若団体規定

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第六十回竿燈妙技会八月四・五・六日於・秋田市保戸野通町妙技会最終日、前日までの予選を勝ち残ったチームがトーナメント方式により、二チーム同時に、隣りあわせた紅白の丸いリングで勝負を決する、大若団体規定の決勝ラウンドは、大会最大の見せ場。下米町一丁目VS川尻本町他の競技は点数制で、最後まで順位がわからないが、大若団体規定だけは、審査員の旗の数で、その場で勝負が決まる。それが特有の緊張感を生み、観客を巻...

亜麻色の提灯の香り・竿燈

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2006竿燈妙技会・昼竿燈 於・秋田市通町竿燈の提灯からただよう、亜麻仁油(あまにゆ)の香りは、秋田の夏の風物詩。八日町・町紋「揚げ幕」真夏の強い日差しにさらされ、夜の本番には約一万個の提灯に灯されたロウソクの炎で温められて、亜麻仁油のなんともいえない良い香りが街に広がる。この香りを聞かなければ夏が来た感じがしない。柳町・町紋「柳に蹴鞠」古代、チグリス・ユーフラテス川流域で栽培されたという亜麻の種子か...

寝る子猫・飼い主募集中

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秋田駅前 アゴラ広場通称「猫の花屋」2006.8.5...

明治時代のねぶり流し・竿燈

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大正期と思われる竿燈風景場所は不明だが、提灯には保戸野鉄砲町の「お多福」の町紋がみえるようやく長い梅雨も明けて、今年も「竿燈」の季節になったが、その「竿燈」の現流である「ねぶり流し」の姿はどのようなものであったか。秋田市上肴町の米屋に明治二十八年に生まれ、幼少期を過ごした文化人・鷲尾よし子は、自身が主催する月刊誌「秋田」に、特有の情感あふるる文体で、明治期の「ねぶり流し」の情景を綴っている。夢のね...

共用栓のある風景・大町三丁目通り

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秋田市大町三丁目通り・大正初期の絵葉書より「里程元標のある風景・大町三丁目通り」で紹介したこの写真には、里程元標のほかに、近代庶民史を語るうえできわめて重要な物件が写し込まれている。それは右手の商店(履物商・河村商店と思われる)前にある消火栓のような物体。部分拡大これは共用栓と呼ばれる共同水道の施設で、その吐水口は商店の方に向けられ、水を受ける流しは、配水が側溝に流れ落ちるように、少し傾斜がつけら...