二〇世紀ひみつ基地

明治の煉瓦商店・旧大島商会

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旧大島商会店舗竣工・明治三十四年煉瓦造二階建、鉄板葺国登録有形文化財社在地・秋田市大町六丁目(旧下肴町)明治四十五年竣工の旧秋田銀行本店(赤れんが郷土館)を、十年以上さかのぼる歴史を有する、秋田市内に残るものでは最古の煉瓦造り建築とされる旧大島商会。現在は貸店舗で花屋が入居している。帽子、洋品、高級雑貨、自転車など、店の外観のとおりのハイカラな商品を取扱う、県内初の百貨店形式の商店であり、その販路...

殺された保存樹たち・寺町定点観察

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秋田市寺町「歓喜寺」前 2003.09秋田市寺町「歓喜寺」前 2005.02秋田市寺町「歓喜寺」前 2006.11秋田市寺町「歓喜寺」前 2007.01秋田市寺町「歓喜寺」前 2003.09秋田市寺町「歓喜寺」前 2007.01国道7号を起点として、南通りから明田地下道を通り、横山金足線に接続する都市計画道路「川尻広面線」の用地にある「歓喜寺」の移転にともない、境内にあった、推定樹齢百五十年、樹高約30m、秋田市保存樹指定のケヤキ七本が伐採...

ペコちゃんのつぶらな瞳に涙哉

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「不二家」の今回の不祥事について、消費期限とか賞味期限の少しぐらいは切れたものでも平気で食べられるほうなので、始めは大げさに騒ぎすぎと感じていた。しかし責任をパート従業員におしつけたあげく、ほかの工場からも次から次へとボロがでて、もはや自主再建は困難との声もあるほどの取り返しのつかない事態におちいり、永年築き上げてきたブランドの信頼はもろくも崩壊してしまった。「愛と誠心(まごころ)と感謝を込めて、...

お知らせ

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諸事情により、このブログを閉鎖することにしました。というのは冗談で‥‥‥ブログ内の記事を検索するための、検索窓をサイドバーに設置し、その下には、タグクラウド風のタグリストを設置しましたのでご利用下さい。タグリストの順番はランダムに表示され、記事が多い項目のほど文字が大きくなり、マウスをのせると件数が表示されます(ブラウザにより表示されない場合も)。件数の多いタグは複数ページにわたりますので、最下部のn...

梵天奉納祭・平成十九年度

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梵天(ぼんでん)奉納祭秋田市広面字赤沼 太平山三吉神社里宮平成十九年一月十七日鳥居をくぐる村梵天例年ならば蛇野の蛇のようにくねる三吉神社への参道は雪におおわれ歩くのも難儀するのだが、今年の祭は雪もなく春のような天候で、いまひとつ気分が盛りあがらない。それでも法螺の音(ね)や、村札をぶつけ合う音、三吉節の歌声が聞こえ、あの極彩色の梵天を前にすると気分が昂揚し、心はすぐにハレの日モードへとシフトするの...

闇夜に響く札打ちの音

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一月十六日の深夜、寺町周辺のお寺の山門には提灯の火が灯り、鉦(かね)を叩く音、札を打つ音、ふだらく(御詠歌)を唱える声が闇夜に吸い込まれるようにかすかに響く。札所には炭火が置かれ、なかには甘酒なども用意して参拝者を迎える寺も。十五番・妙覚寺山門通称「札打ち」、正式名称「久保田三十三番札所巡礼」は、約三百年の歴史がある行事。当時、西国三十三番札所巡礼が大ブームになったが、一般民衆にとって遠方への旅行...

なまはげ兄弟・勝手に観光協会

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サブカルの申し子・みうらじゅんと、空耳アワーでおなじみ安斎肇、二人のアーティストによる「勝手に観光協会」略してKKK。誰に頼まれたわけでもないのに、勝手に日本各地を視察し、観光ポスターやご当地マスコットを作り、ご当地ソングを作詞作曲し自らが演奏する、大きなお世話なユニットである。川反のFM局・ 秋田コミュニティ放送でにJ-WAVEをネットしていたころは、『TR2』という深夜番組で、視察先の旅館で録音した出来た...

石川書店のレトロ看板・大町二丁目

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石川書店・大正期秋田市大町二丁目に明治三十七年に開店した「石川書店」。元々は「石五」(石川五右衛門)の名で代々呉服店を営んでいたという。「石川書店」の斜め向い、日銀支店の隣には、大正五年開業の「三光堂書店」があった。書籍広告・大正期昭和四十五年(1970)、今の山王大通り(竿燈大通り)の道路が拡幅され、取り壊された「三光堂書店」は中央通りに移転したが、その後廃業。「石川書店」のあった場所は、山王大通り...

川反にサーキット場があった時代

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英国で生まれ、米国で爆発的大ブームをおこした、コースに刻まれた溝=スロットに沿って、モーター動力のモデルカーを走行させる、スロットレーシングが日本でブームとなったのは、昭和四十年(1965)。玩具・模型メーカーがこぞってスロットカーを販売しはじめ、全国のゲームセンターやボウリング場などの娯楽施設に、次々に専用サーキット場がオープン、四十年の末には秋田市にもコースが開設された。マルサンプラモデル昭和四十...

謹賀新年

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秋田市広小路・協働社前を通過する市電 1960s昨年中は「二〇世紀ひみつ基地」をご覧いただきありがとうございました。おかげさまでブログを開設して三回目の新年を迎えることができました。本年もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。平成十九年一月一日-----------関連記事平成十八年・年賀状...