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広小路でピストルを買う
3「秋田銃砲店」大正四年・新聞広告我が国ではかつて、県知事宛の書類に記名捺印し、所轄警察署に提出するだけで、簡単に拳銃を購入することができた。◎護身用拳銃ハ‥‥‥財産ノ有無ト身分ノ高低ニ拘ワラズ何人モ買受能フモノナリ◎護身用拳銃ハ‥‥‥出願許可ノ手続等ハ世人ノ思考スル如ク面倒ナル者ニ非ス◎護身用拳銃ハ‥‥‥取扱簡単ナルヲ以テ老人婦女子モ容易ニ使用シ能フ◎護身用拳銃ハ‥‥‥一人ニテ何挺ナリモ認可ヲ得テ携帯所有シ能フ◎...
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雲紋雀蛾の斑紋、新緑のごとく
スズメガ科・ウンモンスズメ千秋公園の石段で休息していたウンモンスズメ(雲紋雀蛾)。羽化して間もなく、まだ痛みのない、うぶなモスグリーンの、新緑にとけこむような迷彩色の斑紋の妙趣に、思わず見とれてしまう。その姿はカモフラージュカラーに塗装されたステルス戦闘機のようだ。...
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二ノ丸の初夏・千秋公園
勝平得之『二ノ丸の初夏』(千秋公園八景より)昭和十二年本丸の土手から俯瞰した初夏の風景である。本丸に向かう裏門坂と胡月池を前景に据えて、はるか東には、なだらかな稜線を描く太平山の姿。現在とそれほど変わらない風景ではあるが、ツツジはまだ若く、胡月池の向こうの樹木も生長していない。ひときわ高くそびえる樹木は、今は一本だけ残して消えてしまったモミの並木だろうか。07.05本丸からの景観は、新緑のなかにツツジ...
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通町橋から秋田市役所を望む
秋田市役所・明治四十年代木造の通町橋の左手に、水道管が渡され、その向こうの土手長町上丁(現・千秋矢留町)に、まだ出来て間もない二代目の秋田市役所が建つ。土手長町の秋田監獄が南秋田郡川尻村(現在の秋田刑務所の地)に新築移転、その跡地に竣工した市庁舎で、この地には藩政時代にさかのぼると、御会所という行政の実務を執行する機関が存在した。初代の市役所は、土手長町中丁(現・中通三丁目)にあった南秋田郡役所で...
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秋田郵便局変遷・大町四丁目
秋田郵便局・明治四十年代本町四丁目から大町三丁目を望む秋田市本町四丁目(現・大町四丁目)の秋田郵便局。電柱から太いケーブルが引き込まれているのは、郵便局が電信電話業務を兼ねていたため。秋田局では明治四十年に電話が開通、加入台数は二百台ほどだった。秋田郵便局の場所には、明治の始めまで赤津塾という寺子屋が存在した。藩士の子弟が通う明徳館に対して、こちらは庶民の子弟のための教育をおこなう、赤津盛正が開い...
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ど根性桐の木・大町五丁目路上
07.05.06秋田市大町五丁目路上で、電柱の根元のアスファルトを突きやぶって生長する桐の木。昨年発見されてニュースネタになっていたが、生命力旺盛な桐のこと、今ではこんなに大きくなった。桐の種子が飛んできて、たまたま電柱の根元で育ったのだろうが、何かの縁か、間近に「桐タンスの川島」があることも話題になり、店の人が桐の世話をしているようだ。「昔、女の子が産まれると庭に桐を植え、嫁入りのときにはその木でタンス...
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暗黒のネイガー登場・超神ネイガーショー
07.04.30秋田ニューシティー黄金週間のネイガーショーの目玉に、なにやらブラックな新キャラが登場するとの噂。いつものように、だじゃく組合行動班長ハン・カクサイ様による抱腹絶倒の漫談で幕が開き、ホジーネも加わり、大阪からネイガーショー観戦のために、はるばる来秋した客などをステージに上げて客いぢりなど。その後、いつものとおりネイガーが登場、だじゃく組合をいぢめて退散させる。ネイガーが見栄を切って退場し、再...