二〇世紀ひみつ基地

  1. 河骨は真昼の闇に灯りけり

    船形手水鉢・千秋公園伝説の船形手水鉢(ちょうずばち)がすえられた、千秋公園の茶室・宣庵の池(霊泉)に、六月になるとスイレン科の水草・コウホネが黄金色の花をつけはじめる。茶花として千利休が好んで用いた花だ。白く露出する根茎が骨のように見えることから、「河骨」と書いてコウホネと読ませる。漢方では根茎を「川骨」(せんこつ)と呼び、強壮薬・止血剤・婦人薬として用いる。澱粉を多く含むこの時期の根茎は食用にも...