1. イベント広場としての二の丸・千秋公園

    ●観桜会名物・川反芸者の手踊り昭和初期の撮影とおぼしき、花見時期の千秋公園二の丸のにぎわい。舞台では恒例の川反芸者の手踊り、左手の移動屋台に「アイスクリーム」の文字がみえる。なにしろ、大正の全盛期には約三百人の川反芸者がいたのだから、観桜会期間中は連日、それぞれの家(置屋)から選ばれた芸者たちが舞台にあがり、揃いの着物で妍(けん)を競ったものだろう。観桜会での川反および土崎芸者の手踊りは、戦中から...

  2. 桜花の百石橋・太平川定点観察

    太平川岸から百石橋を望む 1972.04まだ舗装されずガードレールもない土手から、百石橋とはるか東方に太平山を望んだ空が広い。昭和35年(1960)10月、秋田市楢山から牛島にかけての太平川岸に、浩宮(現皇太子)の誕生を記念して、築山(小学校)学区明朗会(市政協力員)が中心となり、学区内から一戸あたり10円の寄付に加え、森林整備活動を支援する“緑の羽根共同募金”の還元金をもとに染井吉野の苗木が植樹された。2004.04植樹...

  3. 満開の色香に酔う・太平川桜並木

    太平川岸の桜並木にて、満開の色香に酔う、つかの間の桜日和。09.04.24_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 太平川の桜並木二〇世紀ひみつ基地 春爛漫の太平川桜並木二〇世紀ひみつ基地 桜花の百石橋・定点観察二〇世紀ひみつ基地 川のない橋「牛島橋」界隈を歩く花見(ひみつ基地内タグ検索)...

  4. 明治時代の観桜会・千秋公園

    千秋公園本丸・明治四十年代花見客で賑わう、本丸の“桜のトンネル”。まだ桜も若く、幹が細い。現在の同地点 09,04今年の千秋公園のソメイヨシノは、百年を超える老木となり樹勢が衰えたのに加えて、野鳥の食害のせいか、花がまばらでさみしい。_________関連記事二〇世紀ひみつ基地 花見には空から酒が舞い降りた二〇世紀ひみつ基地 大正時代のコスプレ観桜会花見(ひみつ基地内タグ検索)...

  5. 夜桜に夜店の明かり赤々と

    09.04 千秋公園 観桜会にて_________関連記事露店(ひみつ基地内タグ検索)...

  6. 缶詰の蓋に二つの顔がある

    缶詰のプルトップ蓋。_________関連記事顔に見えるモノ(ひみつ基地内タグ検索)...

  7. 期間限定ふきのとうコラボ

    09.04フキノトウとハンドホールの春先限定コラボレーション。...

  8. 沈丁花の香りはダルマ祭りの記憶とともに

    沈丁花(ジンチョウゲ)09.04沈丁に寄れば離れてゆく香かな 下田美花薄桃色の妖艶な花の姿よりも、どこからか漂ってくる、甘美な香りの印象のほうが強烈な沈丁花だが、そばに近寄っても、それほどの強い香りは感じられない。まさに「寄れば離れてゆく香り」である。離れれば寄り添い、寄り添えば離れる、沈丁花の濃厚な芳香が春風にのって街角を舞う頃、秋田市の春一番の祭り、川反一丁目・星辻神社の「だるま祭り」が行われる。...

  9. 掲示板のある風景・土手長町県庁前通り

    土手長町県庁前通り 大正期着物姿の子どもが立つ土手長町通りの右手に県庁の入口、左手の掲示板の向こうに、松と桜が植えられた土手が連なる。子どものいる位置から左(西)に目を向けると二丁目橋と二丁目小路(現・山王大通り)。現在の同地点 08.09昭和二十年頃までに旭川沿いの土手はすべて取り払われ、昭和三十年代、県庁舎の焼失後、土手長町通りのうち、旧県庁前の区画が拡幅されたため、大正期の風景と比較すると今の道幅...