1. 消える昭和・レストラン「ニューたけや」秋田駅前

    2009.11秋田駅前で永年にわたり県民に親しまれたレストラン「ニューたけや」が、この12月25日(2009)44年の歴史に幕を下ろした。内外装のリフォームと、アーケードに隠れているため、あまり時代を感じさせないが、建物自体はオープン当所から変わらない。「ニューたけや」が落成する前、旧久保田町にあたるこの角地にあったのが、「たけや製パン」の二代目社屋兼工場。初代社屋はすぐ近くの秋田駅前・銀座街。三代目社屋は駅裏の...

  2. ウルトラセブンがやって来る・クリスマスの協働社

    昭和45年 新聞広告昭和45年(1970)12月25日の魁新報朝刊に掲載された、秋田市広小路「協働社」本店の、映画広告の形態を模倣した非常にユニークな全面広告。「雨の訪問者」(チャールズ・ブロンソン主演)を「3階への訪問者」と変更している以外は、オリジナルタイトルのまま、使われているロゴは一部を除いてオリジナルと同じ。そのほとんどが上映が終わった旧作だが、12月に東京で公開されたばかりの「狼の挽歌」(チャールズ...

  3. 消える銭湯「手形の湯」秋大近く

    asahi.com:「老舗銭湯」灯が消える-マイタウン秋田 よりこの3月末(2009)の「辻の湯」閉湯につづき、秋田大学近くの「手形の湯」も今月で廃業との記事。かつて秋大生が間借りした周辺のアパートのうち、風呂が付いた物件は稀で、自宅から通う学生以外、ほとんどがこの銭湯に通っていた。在学中に利用した OB には、青春時代の一コマが刻まれた、思い出深き場所のひとつだったことだろう。これで秋田市内に残る銭湯は、南通みその...

  4. 鰰の喰い飽き足りて猫の餌

    ハタハタで育った秋田の子どもたちハタハタが年間1万トンから2万トンも捕れた昭和30年代後半から40年代にかけて、季節ハタハタの時期になると連日、ハタハタの木箱を満載した浜直送のトラックが何台も、スピーカーから北島三郎や都はるみの演歌を流しながら秋田市内に行商にやって来た。最初は一箱数百円ほどの値も、捕れすぎると数十円という捨て値でさばかれるようになる。白子ハタハタで一箱30円という下値を記憶している。塩...

  5. 塩田から風力発電まで・新屋浜変遷

    09.12季節ハタハタの獲れる時期となった12月初旬、旧下肴町(しもさかなまち・現大町五丁目)に店を構えるカニ屋の店頭に積まれていた北浦産ハタハタの魚箱。●漁場でありレジャースポットだった新屋浜大正3年の新聞に、秋田市の新屋浜でハタハタの大漁があり、上肴町および下肴町の魚市場がにぎわいをみせたとの記事がある。◎鰰大漁一昨日より昨朝にかけ新屋濱にて近年珍しき大漁ありて濱相場は一駄二千五百尾にて一圓三十錢位な...

  6. 本丸に旗はためきて明日の空・気象信号標

    千秋公園本丸に鎮座する秋田八幡神社の裏、霊泉台の台地に残る三角形のコンクリート土台。切断された鉄柱の痕跡が残るこの土台の上に、「気象信号標」のヤグラが建ち、天気予報の旗がハタハタとはためいていたのは戦前のこと。勝平得之の版画に、その信号標が描かれた作品がある。勝平得之『千秋公園八景・蛇柳夜景』昭和十年広小路から“穴門の堀”越しに千秋公園を望む風景の右上方、こんもりとした高台に描かれた三角形の旗が、霊...

  7. 床の顔・アップコン二題

    フロアに設置されたポップアップコンセント二種_________関連記事顔に見えるモノ(ひみつ基地内タグ検索)...