1. 川反四丁目・割烹「水月」→「北州」戦後復興期建築

    ▲昭和34(1959)年 雑誌広告 秋田市の歓楽街・川反(かわばた)の四丁目にかつて存在した割烹「水月」。昭和20年代初頭に創業し、戦後復興期から高度経済成長期にかけて一時代を築いた伝説的料理店。  ▲昭和34(1959)年 雑誌広告より 入母屋造(いりもやづくり)で城郭風な高楼建築は、夜ともなれば電飾でライトアップされ、今よりも数段暗かった川反の闇に、その姿を浮かびあがらせ、原色にまたたくネオンサインが彩りをそえる。 ...

  2. 消えゆく赤「ぢ」看板

    ▲秋田市旭北栄町(消失家屋)2005.02  赤い“ぢ”文字が眼を惹く「山田薬局」の看板。 「赤ちゃん用品 育児相談 ひふ病で評判の」とキャッチフレーズがある「山田薬局」(現・山田相談薬局) の住所、秋田市大町に「旧大工町」と旧町名が添えられている。 秋田市の町名が旧町名から新町名に変わったのが1967(昭和42)年。秋田局の市内電局番が二桁になったのは1969(昭和44)年だから、昭和40年代中期に設置されたものだろう。 昭和の...