牛島商店街のGパン屋「ガロ」70年代前期
70年代秋田のジーンズ・ブーム(3)
若者のあいだでジーンズがブームとなり、雨後の筍のように専門店が次々に誕生した1970年代前期、秋田市の牛島商店街にオープンしたジーンズ・ショップ「ガロ」牛島店のプリティな折り込みチラシ。
「牛島に新しく家族の店ができました」とあるが、その本店の場所は不明。
秋田におけるジーンズ・ショップのパイオニアであった「アメリカ屋」のシンボルと同じく、長髪にヘアバンドのヒッピー風ファッションを身にまとった子どもが描かれている。
1970年初頭にデビューしたフォークロックグループ・ガロ(GARO)の『学生街の喫茶店』が、オリコン・シングルチャート7週連続1位を記録するヒットを飛ばした昭和48(1973)年の春以降、喫茶店を初めとして「ガロ」を店名とする飲食店、美容院、洋服店などが全国各地に続々と誕生、現在も存続する店も少なくはない。ジーンズ・ショップ「ガロ」もその頃のオープンと推定できる。
「ガロ」牛島店があった場所は牛島商店街の「渡部電化」と、最近廃業した資生堂チェーン「佐川化粧品」のあいだ。仁井田方向に進むと丁字路の角地にスーパー「マルダイ牛島店」と「秋銀牛島支店」が向かい合っていた。
上掲略図のように、当時「マルダイ牛島店」の東側、丁字路の突き当たりに「国際タクシー牛島営業所」があったが、秋田環状線の工事により解体され「マルダイ牛島店」跡に移転、丁字路は十字路となる。
秋田環状線の牛島工区・愛宕下工区・築山工区周辺の変遷については別の機会に。
広告でパチンコキングと線路沿い向かいのラーメン屋を思い出しました。パチンコがなくなったあと国道のキング側の坂で冬によくソリですべって遊んでいました