1980年代「カロリバーガー」秋田ローカルバーガー
1980年代、秋田に「カロリバーガー」という名のファーストフード店があった。
もも肉とフォークを手にして飛翔する、寄り目の天使がデザインされたロゴマーク。数字の“100”は定番商品であった100円バーガを意味する。
「カロリバーガー」のルーツは、1981(昭和56)年「ダイエー」秋田店を核テナントとして誕生した「秋田ニューシティ」の、地階フードコートにオープンした軽食店「カロリ」。
当初のメニューは、カレー・クレープ・フライドチキンなどで、ロゴマークの天使はオープン当初と変わらない。
▲1981「秋田ニューシティ」地階フードフロア・テナントの一部
その後、100円バーガーをはじめとしたバーガーが人気となり、「カロリバーガー」と店名を変えて、県内に数店のフランチャイズ店を展開。
▲1987年1月
1987(昭和62)年1月の時点でのフランチャイズ加盟店は、ダイエーを除くと、手形、八橋、土崎、二田、生田の5店舗。
1986(昭和61)年3月、秋田大学に近い手形山崎町の「加賀谷書店」手形店(現在は閉店)隣りに手形店オープン。
▲1986年
カロリバーガー OPEN(3/31)
手形山崎町・加賀谷書店樣の隣りです。
元気が出るフードショップ
100円バーガー、高級たい焼80円、カロリ焼、タコ焼、やきそば、パンチ焼、ソフトクリーム、ポテト、ドリンク
ポパイ・バーガー¥280
BIGな180g
パティとホウレン草のハンバーガーバラエティ&ヘルシー
アタック!アタック!アタック!
みんなで来てね!抽選で“セーラーズ”Tシャツ プレゼント!!
定番商品の100円バーガーのほかに、カステラ風高級たいやき、カロリ焼(進化形おやき)などがメニューに並ぶ。夏場は多種類のかき氷が提供された。
ポパイのエネルギー源・ほうれん草を使ったポパイ・バーガーは新商品。抽選で当時流行の「セーラーズ」ブランドのTシャツが当たる。
▲1986年
学生や若者でにぎわっていた「カロリバーガー」が、街から消えたのは80年代末から90年代初頭の頃だったろうか。