平和通り・消えた駅前小路

平和通り入り口・昭和五十年代
左手に菓子の「田村屋」、右手は玩具と書籍の「ヤマサストア」。
平和通りの完成は、隣接した銀座街と同じ昭和二十三年。一コマが間口二間、奥行一間半と銀座街より狭く、トイレは共同。二階を住まいにする店が多かったが、階段にすると場所をとるのでハシゴ段が設けられ、子供のいる家庭ではハシゴに蓋をして落ちるのを防いだという。
昭和三十三年、アーケード完成。これが秋田市初の全蓋アーケード街。

平和通り店舗・昭和四十一年頃
「小林菓子」と「大柳洋品」の間には、銀座街の「幸楽」の裏口があった。
洋品の「かめや」は、のちに同経営の「ジーンズショップ・アベニュー」、「平和食堂」は「平和寿し」となる。

昭和二十九年(1954)新聞広告

昭和四十三年(1968)こどもの日 新聞広告

「ポパイ」前より駅方面を望む
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