消える街並・手形堀反町

いにしえは堀端の町、手形堀反町通りの特徴は、古い地形を活かした旧藩時代の堀に沿ってゆるやかなカーブを描いていることであり、それが一種独特の雰囲気をかもしだしているのだが、この界隈も区画整理のため、その姿を大きく変えようとしている。


完成イメージ

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事業計画書によれば、通りの入口西側の建物はほぼそのまま残されるが、東側のパチンコ「リボン会館」と隣接したビルが取り壊される。まっすぐに拡幅された道路は、かつてはお堀が水を湛えていた部分を通り、突き当りの結婚式場「セントポール教会」を右折して直進すると、線路の下をくぐる地下道が駅裏につながる。

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2005.09

「伯養軒」があったあたり。周辺は久保田城の一部だったため、今でも佐竹家の所有地が多い。

西側の国鉄倉庫など関連の建物は、JR清算事業団の空地となり、現在その一部には結婚式場やマンションが建つ。駅側は区画整理も進み新しい建物が増えたが、西側で移転済みの建物は六割ほどか。

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2004.02

左手にあった「札幌ラーメン・熊さん」のオヤジがつくるラーメンとチャーハンは旨かった。

この町には黄昏時がよく似合う。

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