広小路に魔除けの結界?
それはまるで稲荷神社の幾重にも連なる朱色の鳥居のよう。

キャッスル前
この景観を無視した違和感のある、センスのかけらもないペイントは一体何なんだ。
赤は生命力と活力の象徴であり、また災厄を防ぐ魔除けの色。おそらくは、さびれきった街に見た目だけでも活気を取戻そうとの振興組合の意図があったのだろうが、結果は街の景観を大きく壊すことになった。
全ての柱が塗り替えられてしまったと思ったら、「木内」前とその駐車場前だけは以前の濃緑色のままでホッとする。「木内」だけが塗り替えに反対したのだろう。歴史ある昭和レトロ建築には、派手で落着きのない赤い柱は似合わない。それが普通の感覚だと思うのだが。

木内前

2003.04
2003年4月時点の木内前のペインティングはオフホワイト、その他の柱にはパステルカラーのアクセントが入っている。その後すべてがダーククリーンに統一され、今回の塗り替えに至る。
なにか塗る前の下地でないすか?
なんぼなんでも・・・ありえねすべ。