歓喜寺の地蔵さん・寺町にお別れ

川端たぬき

20070310171420.jpg
07.01

百四十余年のあいだ秋田市寺町に立ち、人々の祈りと思いを一身に受け、外町のほとんどを類焼した明治十九年の大火をくぐり抜け、移ろいゆく街並みと人の世の流れを眺めつづけてきた、背中に元治元年(1864)と刻まれた歓喜寺門前の地藏さん。

20070310171403.jpg
07.01

数年前に目の前の小路が拡げられ、そうこうするうちに墓石がトラックで運ばれていき、お寺が取り壊されて、夏の日差しを優しくさえぎってくれたケヤキの大木も切り倒されてしまい、そして最後に残された地藏さんも、永年住み慣れた寺町から下北手の新しいお寺に運ばれていった。移転先の門前は人通りもなく淋しい。

20070310171351.jpg
05.02

20070328213720.jpg
03.09

20070310171341.jpg

20070310171329.jpg

-----------

関連記事

殺された保存樹たち・寺町定点観察

Comments 2

There are no comments yet.
kyobate
歓喜寺

こんにちは。
最後の写真。ちょっとウケました。
なんという名称に変わるんでしょうかね?
楢山大回り線という平日の朝に一本しか出ない路線なので
どうでもよいカンジなんですが。
手形方面行きのみで、反対方向はありません。

ではまた。

  • 2007/03/12 (Mon) 12:40
  • REPLY
たふらんけ。

kyobateさん こんばんは

産業会館が無くなってからも、産業会館前という名のバス停が残ったように、
歓喜寺が移転したからといって、すぐには名称変更はないんじゃないですか。
名前が変わる前にバス路線が消えてしまう可能性のほうが高いですね。

  • 2007/03/12 (Mon) 20:10
  • REPLY

Trackbacks 1

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  •  3月4日の街乗り
  •  11時過ぎに GT Avalanche で街乗りへ。千秋公園を回りブログネタを仕入れ、ユニクロに寄り、秋田市立体育館の中を初めてじっくりと見学。 南バイパスのアオサギのコロニーは、2月10日と違いアオサギが相当数集まり、巣造作
  • 2007.03.10 (Sat) 23:00 | HarroPage