ど根性桐の木・大町五丁目路上

07.05.06
秋田市大町五丁目路上で、電柱の根元のアスファルトを突きやぶって生長する桐の木。昨年発見されてニュースネタになっていたが、生命力旺盛な桐のこと、今ではこんなに大きくなった。
桐の種子が飛んできて、たまたま電柱の根元で育ったのだろうが、何かの縁か、間近に「桐タンスの川島」があることも話題になり、店の人が桐の世話をしているようだ。
「昔、女の子が産まれると庭に桐を植え、嫁入りのときにはその木でタンスを作って嫁入り道具とした」というほど生長の早い桐の木。このまま大切にされて大きくなりつづけたら、一体どうなることやら。

07.05.06
これを撮影した日、どこかの放送局が桐の木を囲んでロケをしていた。見覚えのない女性リポーターだったので、県外のテレビ局かも知れない。
平成十七年の暮、兵庫県相生市で、アスファルトの隙間に生える大根が発見され、「ど根性大根」としてマスコミで話題になる。しかし、このような劣悪な環境に育つ植物は、ちょっと気をつけて観察すれば何処にでもみられるもので、さして珍しくはない。
この物件も、前年からの「ど根性植物ブーム」と、たまたま桐の木に意義を見いだした人がいたために、こうして生き残っているのであって、そうでなければ邪魔者として刈り取られていたことだろう。