再建の槌音・ 八幡秋田神社

川端たぬき


06.08

一昨年の一月、愚か者の放火により焼失した八幡秋田神社の本殿。

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06.08

損傷が少なかった本殿右側。脇障子の彫刻は竹に鶴の意匠、左側の脇障子は松と亀の彫刻だったはず。

本殿は天保三年(1832)六月建立、総ケヤキ、素木造。随所に当時の職人が丹精をつくした、精緻な彫刻がほどこされ、県有形文化財に指定されていた。

復元調査のため保存され、そのままになっていた残骸も、この五月に撤去。昨年七月に地鎮祭を執り行ったあとも、進展がみられなかったが、ようやく建設資金のめどもついたようで、現在は基礎工事が始まっている。

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07.05 新築工事

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02.12 在りし日の本殿

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04.01 在りし日の拝殿

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04.01 在りし日の拝殿

明治三十二年に建てられた拝殿。神紋は佐竹家の家紋「五本骨扇に月丸」。

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07.05

一億五千万円ほどの総工費のうち、約五千万円を企業および個人の浄財と、屋根を葺く銅版に氏名を記入して奉納する銅版寄進であがなう予定という。

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