産土参りと初詣

秋田市内で初詣の人出が多い神社といえば、赤沼の三吉神社、千秋公園の弥高神社など。それらの人気のある神社にお参りすることは結構なのだが、その前に各自の産土神社に詣でることを忘れてはならない。
産土(うぶすな)を簡潔にいえば、それぞれが生まれた土地の守り神。村の鎮守様のような身近な神社のこと。生まれた場所を離れて生活してる場合は、その最寄りの神社もまた産土となる。
ちなみに、藩政期における久保田町(まだ牛島、駅東地区、新屋、寺内などが含まれていない秋田市中心部)住民の産土神社区分けは次の通り。
「川尻・総社神社」佐竹氏入府前から久保田に住んでいた人々の産土社
「千秋公園・秋田八幡神社」内町(旭川以東)、武士町の産土社
「八橋・日吉(ひえ)八幡神社」外町(旭川以西)、町人町の産土社