廃墟ビル「和食会館」解体

70年代初頭から、食堂・レジャー関連事業を幅広く展開した、「和食会館」を経営する「東洋グループ」について、昭和49年5月18日付の秋田魁新報に「東洋グループ、行き詰まる 負債額、四億円にも 過剰投資 相次ぎ不渡り手形」の見出しで記事が載っている。
記事によれば、昭和48年に2億円を投資して建設した、コンピューターゴルフ「東洋ゴルフガーデン」の経営不振が不渡りの原因という。

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「東洋グループ」の倒産後も一階の喫茶店「茶居珈」は営業をつづけ、二階には一時期「鳳龍飯店」が入居していた。
この区画で思い出深い店をあげると、始めての一眼レフカメラを買った「アキタカメラ」、その隣の SONY 専門店「シンソニック秋田」、向かいに移って「三光堂書店」「カメラのサトウ」、「とれびあん」と「ルフラン」はビルの二階にあった喫茶店。このなかで「アキタカメラ」だけが今もかろうじて営業を続けている。
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「和食会館」跡
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