2012春夏・落書きコレクション in 秋田・犯罪証明

川端たぬき

路上観察の一環として、街角の「落書き」を収集しているのだが、今年の春先から市街地における、ほぼ同一の特徴を持つ落書きが目に見えて増加している。先日、その話題がニュースにも取りあげられていた。
地下道などで落書き相次ぐ 秋田市、県警に被害届

 秋田市内の地下道などで、スプレーで書いたとみられる落書きが相次いでいる。市は今年5月以降、少なくとも4カ所で被害を確認。器物損壊の疑いで県警に被害届を提出している。だが、1度消した後、再び落書きされた場所もあり、対策に頭を痛めている。
 市道路維持課によると、落書きが確認されたのは明田地下道、外旭川の水口地下道、秋田中央インターチェンジ近くの下北手の市道側壁と、千秋久保田町の市道にある融雪装置格納ボックス(3基)の4カ所。今年5〜8月に地域住民らから通報があった。
 いずれもスプレーによる落書きとみられ、小文字のアルファベットで「euk」と書かれていた。下北手の市道の側壁には、アニメのキャラクターのような絵も描かれていた。
(2012/09/05 18:59 更新)
地下道などで落書き相次ぐ 秋田市、県警に被害届|さきがけonTheWeb

秋田市内で相次ぐ落書き被害 | NNNニュース

秋田市内で落書きの被害が相次いでいて、秋田市では、器物損壊の疑いで警察に被害届けを出しています。
秋田市の道路維持課によりますと、市民からの通報などで把握しているだけでも、5月に明田地下道で2回、8月のお盆過ぎには千秋久保田町、下北手、外旭川の各地区で落書きが見つかりました。市では、消したり、塗りつぶしたりして対応していますが、再び、落書きされる場所もありました。落書きには共通の表記があり、同一の人物かグループが書いたものと見られています。市内では、このほかにも落書きが確認されています。秋田市では、確認した5件全てを、器物損壊の疑いがあるとして、警察に被害届けを出しています。
[ 9/5 11:51 秋田放送]
NNNニュース/秋田
今年の春以降、秋田市内中心地で収集した物件から、抜粋してここに掲載する。


2012.04 中通一丁目


2012.05 大町五丁目


2012.05 大町五丁目


2012.06 中通二丁目


2012.08 東通仲町


2012.08 千秋久保田町


2012.08 中通四丁目


2012.09 中通三丁目


2012.09 中通三丁目


2012.09 中通四丁目


2012.09 中通二丁目


2012.09 中通五丁目


2012.09 中通五丁目


2012.09 千秋久保田町


2012.09 中通二丁目

街をカンバスと勘違いしている書き手は、米国発祥のグラフィティやタギングを気取っているのだろうが、やっていることといえば、往年の暴走族やヤンキーたちが「○○参上」「夜露死苦」(よろしく)などと、端から見れば小っ恥ずかしいコトバを書き散らす迷惑行為と何も変わらない。おまけに「器物損壊罪」で捕まれば、三年以下の懲役または三〇万円以下の罰金が待ち構えている。

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関連リンク

ストリートアート - Wikipedia
タギング - Wikipedia

Posted by川端たぬき

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