花曇る太平川の桜並木 2013
このところの低温の影響で、例年よりも大幅に遅れた桜の開花。秋田市で見頃となった連休中も、花曇りもしくは雨模様の、あいにく天候が続いた。
昭和35年(1960)浩宮生誕記念植樹から50年以上の歳月が流れ、秋田県内屈指の桜の名所に成長した太平川桜並木を歩く。
たおやかに蛇行する太平川の水面に影を落とす、総延長2kmにおよぶ染井吉野は見事。
撮影 2013.04.29~05.02
羽根の障害のためか、北上する群から取り残された残留ハクチョウ。桜の開花に合わせるように下流からやってきた。
愛宕下橋
愛宕下橋
太平川橋
愛宕下橋より百石橋および金照寺山を望む
▼巻末附録「太平川桜並木」定点観察 1970-2012
1970(S45)
植樹から10年目の染井吉野の枝がまだ細い。左手には生垣が続き、その向こうの低地に数本のポプラ。
2012.04・同地点
上掲画像から40年余りのあいだに、雨が降りつづけると悪路となった土手は舗装され、車輌の増加にともないガードレールが設置された。
道の向こう、百石橋と太平川橋の中間に、新たに愛宕下橋を架設。牛島から楢山愛宕下を経由して、築山小学校裏を通り、大堰端へ抜ける道路、および、登町方面に通じる道路が貫通した。
左手の生垣は少し残っているが、その向こうのポプラがあった低地は、かさ上げ整地され、今は住宅街になっている。
その他の定点観察画像は下記関連記事を参照のこと。
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